Maritime Reader

NEWS INTELLIGENCE ARCHIVE
03 AUG 2026 MONDAY
Advanced filters
Keywords | type to search… Date: All time Sources: All Topics: All
2025年2月号 バラスト水の管理 船内救急体制の 強化 船上での ばら積み液体貨物の 混合・調合に関する ベストプラクティスと リスク RISK WATCH | 目 次 | 3 バラスト水の管理―記録要件の新設と 最近の教訓事例 ANTHONY G ARDNER, LOSS PREVENTION MANAGER, BRITANNIA P&I 安全アドバイス貨物 自動体外式除細動器(AED)の導入に よる船内救急体制の強化 MUHAMMAD MAHADHIR, LOSS PREVENTION OFFICER, BRITANNIA P&I 船上でのばら積み液体貨物の混合・調合 に関するベストプラクティスとリスク JOBIN MATHEW, LOSS PREVENTION OFFICER, B RITANNIA P&I スパウトを用いたばら積み貨物の 積載における適切な荷繰りの重要性 STEPHEN HUNTER, FLEET MANAGER, BRITANNIA P&I MAERSK KLAIPEDA号事件 コンテナ重量の不一致と詐欺 - 近時 の 判決における運送人の義務 COLIN CHUNG, ASSOCIATE DIRECTOR, BRITANNIA P&I 4 10 6 12 8 14 RHINE SHIPPING DMCC V VITOL SA事件 DR MICHAELA DOMIJAN‑ARNERI, ASSOCIATE DIRECTOR, B RITANNIA P&I 2 | RISK WATCH | 編集前記 February 2025 BEST PRACTICES AND RISKS IN ONBOARD BLENDING AND COMMINGLING OF LIQUID BULK CARGOES BALLAST WATER MANAGEMENT ENHANCING EMERGENCY RESPONSE AT SEA 2025年最初のRisk Watchにようこそ。 次々と大きな変化が起きている海運業界では昨年、 テクノロジーの進歩や新たな規制の導入、市場ニーズの変化 に伴って事業の方向性が変わるなかで、適応力と長期視点を 持つことの重要性が浮き彫りになりました。 本号では、バラスト水管理条約の改正や、傭船契約を巡る 紛争に関する法体系など、業界に現在影響を与えている トピックを幅広く取り上げ、実務に役立つ知見を皆さまに ご提供します。 また、船上での貨物の混合に関するベストプラクティスや、 船員の安全を強化するための自動体外式除細動器(AED)の 使用などについても取り上げ、目下の課題にも将来的な備え にも対処する方法をご紹介します。 知見を共有してくださった専門家の皆さま、そして、日頃から Risk Watchをご愛読、応援してくださっている読者の皆さまに 感謝申し上げます。本号が皆さまにとって有益なヒントとなれ ば幸いです。毎回のお願いではございますが、皆さまからの ご意見・ご感想をお待ちしております。以下までぜひお寄せ ください。 britanniacommunications@tindallriley.com. JESSIE DUNN Editor 貨物 法律 法律 4 | RISK WATCH | 安 全 RISK WATCH | 安全 | 5 確実な救助と事後処置 •AEDは心臓のリズムを分析し、電気ショックが必要かどうか を教えてくれる。電気ショックが必要な場合は、分かりやすく 指示してくれる。 •電 気ショックを与えたあとの処置が重要。AEDで蘇生した あとも、救急隊や救急ヘリが来るまで様子を見ておく必要 がある。 •船内救急訓練が不十分だと、蘇生後の処置を適切に行え ないおそれがある。医療機関は、陸上にいる医療従事者の 指 示を受けながら救命活動を行うことの重要性を訴えてい る。 • • 訓練の実施: AEDの使用方法や心肺蘇生法について、船員に 認定プログラム研修を必ず受けてもらう。 保守点検体制の整備: 定期点検、バッテリーや電極パッドの 交換 、点検記録に関する方法を定める。 •医療支援体制の整備: 救命活動時に陸上医療機関からの 指示を受ける体制が整っていなければ、整備を検討する。 •サービス業者との提携: 導入 のための講習や長期保守 サ ポートに関する契約を機器メーカーと結ぶ。より細かい サ ポートやアドバイスを受けたい場合は、メーカー、または 選抜した認定トレーニング事業者から追加講習を受ける。 AEDはすべての船舶に設置が義務づけられているわけでは ありませんが、導入すれば船内の救急体制の強化に非常に 役立ちます。誰でも簡単に使用できるため、訓練や保守点検を 適切 に行い、医療支援を受ければ、船上で心停止が発生した 場合でも命を救える可能性が大幅に高くなります。導入すること で見込めるメリットを検討し、導入を決めた際には、緊急時に 適切に対処できる体制を整えるべく積極的に対策を講じて ください。 AEDを導入する際の注意点 1. 適正な配置、利便性の確保 • すぐに使用できるよう、大型船の場合は複数台の設置を 検討する。 •アクセスしやすい場所に人目につくよう設置する。 2. 保守点検 •メーカーの取扱説明書や推奨事項に従い、バッテリー の残量チェックや電極パッドの交換など、保守点検を 定期的に行う。 •機 器の信頼性を確保するため、点検・試験を定期的に 行い、その結果を詳細に記録しておく。 •保守点検計画を本船の保守管理システム(PMS)に盛り込む。 3. 訓練、救急体制への組み込み • • • 生存率を最大限上げるために、船員はAEDの使用法と 心肺蘇生法(CPR)に関する訓練を必ず受ける。 救急体制の一環として、本船の安全管理システム(SMS)に AEDの導入を組み込む。 装 置の仕様に慣れるために、最初にメーカーや販売業者に よる講習を受けたほうがよい。使い方を復習したい場合は、 認 定プロバイダーのサポートを受けられる。 1. https://www.deutsche-flagge.de/de/redaktion/dokumente/dokumentesonstige/2024-01-09-tenthnotice-of-the-state-of-medical-requirements-in-maritimeshipping.pdf 2. https://academic.oup.com/jtm/article-abstract/18/4/233/1805343 3. https://www.aedcpr.com/articles/when-to-use-an-aed-recognizing-cardiac-arrest/ 4. https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/circ.102.suppl_1.i-60 5. https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/CIRCULATIONAHA.117.029067 6. https://www.internationalsos.com/sectors/maritime 7. https://www.imo.org/en/OurWork/Safety/Pages/GlobalSARPlan.aspx 8. h ttps://www.martek-marine.com/wp-content/uploads/2023/10/How-to-survive-suddencardiac-arrest-at-sea-10.2023.pdf 自動体外式除細動器(AED)は、突然心停止(SCA)状態の傷病者に電気ショックを与え、 心臓を正常なリズムに戻すための携帯型医療機器です。生存率を上げる効果があることから、 船内 救急体制の強化策として導入を検討する船舶が増えています。 旗国による義務化状況 商船へのAEDの設置は、ドイツ 1 で2012年9月 2 に規定が設けられ るなど一部で義務化が進んでいますが、大半の旗国では今も 任意で、設置するかどうかは、船内の救急体制に対する船主の リスク評価や判断に委ねられています。 突然心停止(SCA)の場合に役立つAED SCAは突然起こ
← Back to latest
pi_circular Britannia P&I ·2025-02-06

Risk Watch February 2025

Britannia P&I
Read full article at Britannia P&I →
Opens Britannia P&I in a new tab

Topics & segments

← Back to latest

Related Knowledge

Documents on the same topic from the archive